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- 微熱が続く
こんな症状があったら要注意
体温は、食事や運動、ストレスなどさまざまな要因で日々変動しますが、通常は自律的に調整されて元の体温に戻ります。しかし、次のような症状が1週間以上続く場合、何らかの病気が隠れている可能性があります。
- 微熱が朝から夜まで一日中続き、倦怠感やだるさを伴う
- 日中は平熱に近いが、夕方から夜にかけて熱が出る
- 一日のうちに体温が上下し、微熱が出たり引いたりを繰り返す
- 微熱と同時に、関節や筋肉に痛みを感じる
- 微熱に加えて、汗が出て、心臓がドキドキする感覚がある
- 新しい薬を服用し始めてから微熱が出るようになり、薬を中止すると解熱する
- 微熱が長期間続き、全身のだるさや体力の低下が顕著に見られる
原因となる病気
様々な病気が持続する微熱の原因となります。以下に代表的な病気や要因を紹介します。
結核
結核菌によって引き起こされる感染症です。特に夜間に発熱が見られ、咳や体重減少、夜間の発汗(寝汗)を伴うことが多いです。肺以外にも、骨やリンパ節などに感染が広がることがあります。
細菌性心内膜炎
心臓の中に細菌が感染し、疣贅と呼ばれる小さな塊を形成して炎症を引き起こす病気です。持続的な微熱や夜間の発熱が見られることがあり、心臓の雑音が伴うことが多いです。
悪性リンパ腫
血液悪性腫瘍の一種です。断続的な発熱が見られ、特に夜間に発汗や発熱が見られることが多いです。リンパ節の腫れ、体重減少、全身倦怠感を伴うことが多いです。
成人発症スティル病
全身に炎症を引き起こす自己炎症性疾患で、間欠的な高熱や皮疹、関節痛が見られます。特に熱があるときに現れる淡い紅斑が特徴的です。
全身性エリテマトーデス
自己免疫により全身の臓器に炎症が生じる疾患です。持続的な発熱に加えて、顔面の紅斑や関節痛などが見られることが多いです。
薬剤熱
特定の薬剤(抗菌薬や抗てんかん薬など)の投与後に発熱が生じる副作用です。薬剤によって免疫反応が引き起こされ、発熱が発生します。薬剤中止で解熱し、発熱以外の症状が乏しいことも多いです。
お悩みの方はまず検査を
1週間以上続く場合、何らかの病気が隠れている可能性があります。
微熱が1週間以上続く場合、「かぜ」ではなく、他の病気が原因である可能性があります。
膠原病の専門医は、熱性疾患全般の専門家です。膠原病だけでなく、感染症や悪性腫瘍、薬剤による発熱など、さまざまな病気の中から発熱の原因を特定することを専門としています。
大田区大森中・梅屋敷・蒲田のフォレスト内科リウマチ科クリニックでは、リウマチ・膠原病をはじめとする幅広い内科疾患について、適切に診断し、最善の治療を提案いたします。
長引く微熱にお悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。