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院長インタビュー
「人の役に立つ研究がしたい」
リウマチ・膠原病の研究実績を
臨床に活かす
医学の道に進もうと思ったきっかけは?
「人の役に立つ研究をしたい」という強い思いからです。リウマチ・膠原病内科を選んだのも同じ理由です。
私が医学生として学んでいた頃、リウマチ・膠原病の治療は劇的な進歩を遂げつつありました。2003年、私が大学に入学した年に、日本で初めて関節リウマチに対する生物学的製剤という注射薬が使用可能になりました。従来の飲み薬では効果が不十分だった患者様が、この新しい薬によって劇的に改善するようになったのです。
TNFαなどのサイトカインと呼ばれる体内の物質が関節リウマチの炎症や関節破壊に関与することが解明され、免疫学などの研究成果が次々と新しい治療薬の開発につながっていく様子を目の当たりにしました。研究と臨床の距離が近く、患者様のために研究を行うやりがいがある分野だと感じ、非常に魅力を感じました。
この薬の登場により、それまで必ずしも十分な治療ができなかったリウマチ・膠原病が、寛解(症状や病気の徴候がない状態)を目指せる病気になりました。リウマチ・膠原病がこれまで以上に、治療によって患者様が希望を持てる分野となったことが、私がこの道を選んだ大きな理由の一つです。
長く研究を続けてきたからこその強みは?
大学病院では診療を行いながら、約10年間、リウマチ・膠原病の臨床研究や免疫学の研究を行ってきました。その経験から、患者様お一人おひとりのご病状を深く理解した上で、的確な治療を提供できるのが強みです。
進歩を遂げたリウマチ・膠原病の最新の治療では、免疫細胞や炎症物質をターゲットとした薬を使用します。患者様のご病状、治療のメカニズムを深く理解しなければ最適な治療を行うことができません。そのために免疫学の視点が不可欠ですが、その研究に携わったことのあるリウマチ科医は限られています。研究で培ってきた知識や経験もフルに活用し、患者様により質の高い診療が提供できると自負しております。
大学病院と同等の専門診療を提供
リウマチ・膠原病への全人的な診療
クリニックの特徴について教えてください
当院の最大の特徴は、リウマチ・膠原病治療における専門性です。私は筑波大学附属病院や国立国際医療研究センター病院で内科医、リウマチ科医として長年研鑽を積んでまいりました。そこで得た知識と技術を活かし、大学病院や高度医療機関と同等の診療が提供できると考えております。
リウマチ・膠原病に必要な専門的な検査は受けられる?
はい、当院では高度な検査体制を整えています。
関節リウマチの質の高い診療には、関節の炎症の有無や程度を評価するための関節エコーが必須です。当院ではこれを要所要所で活用し、適切にご病状を評価することで、最適な治療を提供しています。
また、必要に応じて、院内の血液検査装置を用い、関節リウマチや感染症などによる炎症マーカー(CRP)や血算・生化学などの一般的な検査項目の結果を最短15分程度でお出しすることができます。もちろん、肺や手足のX線(レントゲン)撮影や骨密度測定にも対応しています。
「小さなクリニックで本当にしっかりと診てもらえるの?」とご心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、当院ではそのような心配は不要です。必要な検査・治療を含め、一貫して当院で対応させていただきますので、安心してお任せください。
総合内科専門医としての
知見を活かす
困ったときは、
どんなことでも当院へ
内科も診てもらえる?
もちろんです。内科全般のどんなご病気、どんな症状でも診させていただきます。私はリウマチ科医としてだけでなく、内科医としても幅広い診療に携わってきました。長野県、茨城県、千葉県の医療過疎地において、地域の「何でも診る内科医」として仕事をした経験もございます。また、日本内科学会が認定する「総合内科専門医」の資格も取得しています。内科は医療の総合窓口です。「こんなこと相談していいのかな?」などと思う必要はございません。どんなことでも当院へご相談ください。
総合内科専門医とは何ですか?
総合内科専門医とは、内科全般に関する豊富な知識と経験に基づいて自ら診療にあたるだけでなく、各診療科の専門医と連携しながら、症状に応じた最適な医療機関を紹介する役割も担う専門医です。
内科の症状は、発熱や咳、鼻水、頭痛、腹痛、吐き気、下痢など多岐にわたります。また、内科を標榜する医療機関もさまざまで、脳神経内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科などの専門分野を掲げている医療機関もあります。
一般の患者様がどの医療機関に相談すればよいかを判断するのは難しい場合があります。そのため、ぜひ当院のように総合内科専門医の資格を持つ医師にご相談いただくことをおすすめします。
患者様の想いに寄り添い、
味方であること
安心と憩いのクリニックを目指して
クリニックの理念について教えてください。
患者様のお気持ちに寄り添い、優しさと温もりのある医療を提供することを目指しております。
リウマチ・膠原病は、風邪のような急性疾患とは異なり、数日で治癒するものではありません。病気をしっかりと治療するためには、時間がかかることもあります。その過程で、「病気は完全に良くなるのか」「仕事は続けられるのか」「妊娠・出産はできるのか」といった様々な不安が押し寄せることがあります。
病気の症状だけでなく、不安そのものも患者様にとっては大変つらいものです。最善の治療を行うことはもちろんですが、その前提として、お一人おひとりに寄り添い、患者様の味方であることが重要だと考えています。その安心感が治療の基盤となり、何よりも大切なことだと信じています。これは私たち医療者が果たすべき大切な役割であり、当院のスタッフ全員が共有している理念です。
具体的に心がけていることは?
リウマチ・膠原病の専門診療や内科診療において、世界最高水準の質の高い診療を目指し、絶えず研鑽を重ねています。当院で診療を行うかたわら、学会活動、研究活動、外部の講演などを行い、最新の医療情報を常にアップデートし続けています。
また、皆様が気持ちよく通院していただけるよう、スタッフ一同がホテルのようなおもてなしの心を持って、患者様への対応にあたることを最大限に心がけております。
さらに、心地よい雰囲気づくりとして、ホテルライクの内装、温もりのある家具、照明、BGMなど、細部にまでこだわった空間づくりを行いました。
また、待ち時間ゼロを目指して最新の予約システムを導入し、スタッフと何度もシミュレーションを行うことで、最適な活用を図っています。
リウマチ・膠原病の
「専門医療機関」として、
内科全般の
「地域のかかりつけ医」として
最後に患者様にメッセージをお願いします
『フォレスト内科リウマチ科クリニック』は、京急本線「梅屋敷駅」から徒歩1分の立地にあります。駅からのアクセスが良く、初診・再診を問わず24時間Web予約が可能ですので、スケジュールを立てやすく、空いた時間に気軽に受診いただけます。
当方は、リウマチ専門医と総合内科専門医の両方の資格を持ち、リウマチ・膠原病の「専門医療機関」として、また、内科全般の診療を行う地域の「かかりつけ医」として、地域の皆様のお役に立てるよう、取り組んでおります。
また、当院は、患者様お一人おひとりの想いに寄り添い、心のこもった医療を提供することを目指しています。内科全般やリウマチ・膠原病に関するお困りごとや心配なことがありましたら、「こんなこと聞いていいのかな?」などと思わず、どうぞお気軽にご相談ください。また、リウマチ・膠原病のセカンドオピニオンも歓迎しております。現在の治療に疑問を抱いていらっしゃる方も、ぜひ一度ご相談いただければ幸いです。