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- 倦怠感がある
こんな症状があったら要注意
倦怠感とは、以下のように、体や心がだるく、元気が出ない状態を指します。このような状態が長期間続いたり、他の症状が同時に現れたりする場合は、何らかの病気のサインである可能性があります。
- 朝起きるのがつらく、布団から出るのに苦労する
- 日中、何もする気が起きない
- 軽い家事をするだけで、疲れ果ててしまう
- 少し体を動かしただけで、全身がだるくて動けなくなる
- 仕事中に集中力が続かず、ミスが増える
- 食欲がなく、何を食べてもおいしく感じない
- 頭がぼんやりして、考えがまとまらない など
これらの症状が見られる場合は、放置せずに当院へご相談ください。
原因となる病気
倦怠感を引き起こす病気にはさまざまなものがありますが、当院の専門領域であるリウマチ科や膠原病内科で扱う疾患の中では、以下のような病気が考えられます。
関節リウマチ
関節リウマチは、関節に慢性的な炎症を引き起こす疾患であり、全身の倦怠感や疲労感を伴うことがあります。特に朝、起きるのがつらく、日中の活動が制限されやすくなります。炎症が続くことで、全身のだるさや集中力の低下が現れ、軽い家事や仕事でも極度の疲労感を感じることがあります。
全身性エリテマトーデス
全身のあらゆる臓器や組織に炎症を引き起こす自己免疫疾患で、関節痛や腫れ、倦怠感などがしばしば見られます。特に日光にあたることで症状が悪化することがあり、疲労感や無気力感が強くなります。また、頭痛や集中力の低下、食欲不振などもこの病気に伴う症状として現れることがあります。
シェーグレン症候群
シェーグレン症候群は、涙腺や唾液腺が攻撃される自己免疫疾患ですが、全身症状として倦怠感や関節痛も引き起こします。この病気では、全身のだるさが強く、軽い活動でも疲れやすくなり、日常生活が困難になることがあります。食欲不振は、口腔や咽喉の乾燥が進行することによって引き起こされる場合があります。
全身性強皮症
全身性強皮症は、皮膚や内臓が硬化することで知られる自己免疫疾患です。疲れやすさや息切れなどの原因として、間質性肺炎や肺高血圧症といった臓器病変が潜んでいることがあります。これらの合併症では、肺の機能低下や血液循環の障害により、十分な酸素が取り込めなくなるため、軽い運動でも息切れや強い疲労感が生じます。こうした症状は、病気が進行するにつれて日常生活に大きな影響を及ぼすことがあるため、早期の診断と治療が求められます。また、病気による消化器系への影響で食欲不振が生じることがあります。
多発性筋炎・皮膚筋炎
多発性筋炎や皮膚筋炎は、主に筋肉に炎症を引き起こす自己免疫疾患です。この疾患では、筋力の低下とともに、全身の疲労感が顕著になり、軽い活動でもすぐに疲れ果ててしまいます。さらに、筋肉の炎症が持続することで、全身の倦怠感が増し、仕事や日常生活において集中力が低下することがあります。
お悩みの方はまず受診を
倦怠感はよく見られる症状ですが、強い症状が長期間続いたり、その他の症状も見られたりする場合は、何らかの病気が隠れている可能性があるため、早めに受診してください。
大田区大森中・梅屋敷・蒲田のフォレスト内科リウマチ科クリニックでは、内科一般の症状・病気の診療のみならず、関節リウマチ・膠原病などの病気を大きな病院と同じ水準で診療できる体制を整えています。
長引く疲労感や、他の症状を伴う倦怠感でお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。