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- 目や口が乾きやすい
こんな症状があったら要注意
膠原病をはじめとする特定の病気にかかると、目や口が乾きやすくなることがあります。次のような症状が見られる場合は、早めに医療機関での診察を受けることをおすすめします。
- 目を閉じていてもゴロゴロとした違和感がある
- 目を開けていると痛みを感じ、涙が出てくる
- まぶたが重く感じる
- かすみ目や視力の低下がある
- 口の中がネバネバとした感じがする
- 舌が口の中に張り付くように感じる
- 会話がしづらくなる
- 唾液の量が減ったと感じる
- 水分を摂ってもすぐに口の中が乾く
これらの症状が続く場合は、放置せずに当院へご相談ください。
原因となる病気など
目や口の乾きが気になる方は、シェーグレン症候群などの膠原病や以下の可能性があります。
シェーグレン症候群
シェーグレン症候群は、免疫系が主に涙腺や唾液腺を攻撃することで、目や口の乾燥が生じます。涙や唾液の分泌が減少するため、目のゴロゴロ感や口の中のネバネバ感、乾燥感が引き起こされます。関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどに合併することがあり、これらの病気に乾燥症状が見られる場合にはシェーグレン症候群の検索が必要です。
全身性強皮症
全身性強皮症では、皮膚や内臓の結合組織が硬化し、唾液腺や涙腺も影響を受けます。外分泌腺が硬化することで、唾液や涙の分泌が妨げられ、目や口の乾燥を引き起こします。全身性強皮症に伴い、抗セントロメア抗体が陽性である場合、抗セントロメア抗体陽性シェーグレン症候群として分類されることもあります。このようなケースでは、目や口の乾燥症状がより顕著であることが多いです。
糖尿病
糖尿病では、慢性的な高血糖が唾液腺や涙腺の機能を低下させることがあります。高血糖状態が続くことで、これらの外分泌腺に酸化ストレスが生じ、唾液や涙の分泌が減少します。これにより、口が乾きやすくなるだけでなく、目の乾燥やかすみ目が発生することがあります。
薬剤の副作用
抗うつ薬、抗ヒスタミン薬、降圧薬などの一部の薬剤は、唾液腺や涙腺の分泌機能を抑制する作用があります。これにより、唾液や涙の分泌が減少し、目や口の乾燥が生じます。薬剤が原因の場合は、使用を中止するか、代替薬を検討することで症状が改善することがあります。
お悩みの方はまず受診を
目や口の乾きなどの症状が持続する場合や他の症状を合併する場合は、専門医による診断と治療が必要です。
大田区大森中・梅屋敷・蒲田のフォレスト内科リウマチ科クリニックでは、長年、シェーグレン症候群における最先端の研究に携わってきた院長が専門的な診療を行います。大学病院などと同等の診療体制を構築しており、目や口の乾きが長引いている方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。